ミュージシャンの遠藤ミチロウ(68)が、自身の誕生日である15日、公式サイトで膵臓がんを告白した。遠藤は元パンクロックバンド「ザ・スターリン」のヴォーカルで、現在はソロなどで活動している。
9月のロックフェスへの出演が決まっていたものの、体調不良でキャンセルしていたが、手術が終わり退院したことを受け公表された。ザ・スターリンとはどんなバンドなのか?今後の活動は?動画を交え紹介します。
遠藤ミチロウ
HAPPY BIRTHDAY ミチロウ!#遠藤ミチロウ pic.twitter.com/Wtnl1YHiJB
— ユニオンロッカー (@unionrxxk) 2018年11月14日
生年月日:1950年11月15日
出身地:福島県二本松市
福島県内で一番の進学校福島県立福島高等学校卒業後、山形大学人文学部へ進学。大学時代はフォークシンガーのライブの企画や、山形市の花小路という飲食店街でロック喫茶の経営をしていた。
1980年「ザ・スターリン」を結成。バンド名の由来はソ連の独裁者、ヨシフ・スターリンからとっており、ボーカルの遠藤は「世界で最も嫌われている男の名前をつけたらすぐに覚えてもらえる」と語っている。
9月5日にファーストシングル「電動こけし/肉」をインディーズレーベルからリリース。
伝説のロックバンドに
1982年7月1日シングル『ロマンチスト』アルバム『STOP JAP』でメジャーデビュー。
ライブでは、遠藤が鳩の死骸や豚の頭・臓物を客席に投げつけたり、爆竹や花火を投げ込み、全裸でステージから放尿するといった過激なパフォーマンスで話題性を呼んだ。東京のライブハウス「屋根裏」を破壊し出入り禁止になったことも。
過激なパフォーマンスが受け、熱狂的なファンに支持され伝説のロックバンドとなった。
1985年2月にザ・スターリンは解散。
遠藤はその後もソロやアコースティックバンドなどで活動を続けている。
がんを公表
自身の誕生日である11月15日、公式サイトで膵臓がんを公表した遠藤。
9月のロックフェスへの出演を体調不良によりキャンセルしていたが、所属事務所の説明によると、8月下旬に体調不調のため病院で検査したところ、がんであることが判明。先月22日には手術を行い、現在は自宅療養中だという。
活動復帰の時期については「医師の判断に従い、関係各位と相談の上、調整させていただきます」と発表している。
本人コメント
8月以来体調崩し、入院し、ご心配をかけてます。今年いっぱいのライブスケジュールも全てキャンセルになってしまい、ご迷惑をかけてます。申し訳ありません。
実は入院の検査の結果、膵臓癌であることがわかり、体調の回復を待って、10/22にようやく手術をしました。
先日退院して今は自宅通院治療とリハビリに勤しんでます。
いつ頃元気になって、また歌えるようになるかは予測がつきませんが、今後ともよろしくお願いします。