今期最高の話題作ドラマ【カルテット】がついに最終回を迎えてしまいました。個人的には今まで見てきたドラマの中で最高と言えるこのドラマ。すでにカルロスに陥っている人も多いのではないでしょうか。
もう来週から何を楽しみにすればいいのか・・。
最終回、どんなエンディングになるのかネットでは深読みが話題となりましたが、そんな視聴者の深読みを超える最終回でした。さすがカルテット・・!
しかし残る謎にみぞみぞするファン続出!
一体最終回にはどんな意味が込められているのでしょうか。
1年後の再会。団地演奏が泣ける・・
最終回は1年後という設定で始まりました。
他人の戸籍を買い身分を偽って生活していた真紀は、住民票や免許証などを不正に取得した罪で起訴されました。
執行猶予がついた真紀ですが、身分を偽わり義父を殺した疑いのあるバイオリニストとして週刊誌を賑わせており、そんな自分が演奏するバイオリンなんて誰も聞きたがらないと3人の待つ軽井沢には帰らない決意をしていました。
一方すずめは新たに勉強を始めあまり寝なくなり、別府は会社を退職、家森は週7でアルバイトとそれぞれ前に進もうとしていました。
それは、音楽を”夢”ではなく”趣味”にするということ。それでも3人は真紀の帰りを待っていました。
ある日、週刊誌に真紀が男性とコロッケを食べながら歩く姿が記載され、そこには大きくコロッケデートの文字が。
もう真紀は戻ってこないと感じた別府は2人にカルテット解散を提案。
しかしすずめは「私は真紀さんからバイオリンを預かってる。一緒に待つって約束したの!解散するのはいいよ、でも、せめてこのバイオリンを真紀さんに返してからにして」と強く言います。
そして3人は週刊誌の写真を元に真紀の団地を特定。(ここで真紀をストーカーしていた別府の本領が発揮されました笑)
団地のどこに真紀がいるか分からないけれど、きっと聞こえるはずと演奏を始める3人。
その音楽は真紀の元に届き、真紀は走ってその場所にやってきます。
始まったばっかなのに涙出そう、、(;;)#カルテット pic.twitter.com/Yp7xV6ZGQa
— さっち (@taka_issey1209) 2017年3月21日
私、ここですでに泣きました。。
言葉を交わさなくても、4人の想いや絆が溢れていて音楽でまた4人が繋がった、そんなシーンに思えます。
死と乙女の意味とは?
真紀を軽井沢に連れて帰り、また4人での生活がスタート。そこで真紀は大きなホールでの演奏を提案します。
世間を賑わせている疑惑の女ということもあり、チケットは売り切れに。
しかしここでみぞみぞする展開が訪れました。
控室にいる4人でしたが、別府と家森がトイレに行くと真紀とすずめの2人っきりに。
するとすずめは化粧台の前に座る真紀に「1曲目ってわざとこの曲にしたんですか?」と質問。真紀は鏡越しに「んー好きな曲だから」と答えますが、すずめは「でも真紀さんのこと疑って来た人は別の意味にとりそう」と心配します。真紀が「そうかな」と言うとすずめは「何でこの曲にしたの?」と真紀に聞くのです。
それを聞いた真紀は鏡越しにすずめを見ながら「こぼれたのかな、内緒ね」と・・。
すずめは「うん・・」と言って鏡の真紀を見つめました。
譜面には演奏曲のタイトル『死と乙女』の文字が。
『死と乙女』は病の床に伏す乙女と、死神の対話を描いた作品。
「乙女は”死”を拒否し、死神に去ってくれと懇願するが、死神は乙女に”私はおまえを苦しめるために来たのではない。お前に安息を与えに来たのだ”と語りかける。ここでの”死”は、恐ろしい苦痛ではなく、永遠の安息として描かれている。ドイツでは、昔から”死は眠りの兄弟である”とよく言われており、ここでの”死”も一つの永遠の安息として描かれている。」となっています。
これにネットでは
白と黒とグレーの回
別府さんは僕だけまともだとグレーのセーターで言う
白滝食べて
真紀さんの黒髪に白髪がまざり
白黒グレーのボーダー着て死と乙女「こぼれたのかな」を内緒ねと言って
真紀さんの謎もみんなの片想いもグレーのまま
#カルテット#カルテットのここがヤバイ pic.twitter.com/jEdMNWUVH7
— MOTOOOOOO (@MOTOOOOOO1982) 2017年3月21日
『死と乙女』「溢れちゃった」「秘密ね」、私としてはやっぱり義父を殺したのはまきさんだったってことだと思うし、それよりも「それをすずめちゃんにだけ話す」ことが重要だった気がする。意図的に場から退散させられた男性陣。まきさんとすずめちゃんだけの秘密。大人は秘密を守る #カルテット
— オランピア (@Olymipiaotan) 2017年3月22日
一曲目『死と乙女』。 死という眠りを経て安息を得る。
生まれ変わった真紀は安息の地に帰る。「こぼれた・・かな」 自分もみんながカルテットが好きだという想いがこぼれる・・ 「内緒ね。」
ここに真紀さんが居る事、それだけでいい。こぼれた好きは本当。と微笑むすずめちゃん。#カルテット— 廣屋 Book Hiroya (@hiroyabook) 2017年3月22日
すずめちゃんに強く 何で?と聞かれた真紀さんは、”こぼれたのかな …秘密ね。”と言った後の死と乙女にゾクっとした。あの時の真紀さんが怖かった。溢れたものが嘘なわけないから #カルテット
— mifu (@mifsleep) 2017年3月22日
「死と乙女」が司と早乙女の両思い説?!!!!!予想もしてなかった。
あの展開だと義父を殺したかどうか、で考えるのが自然だと思うのですが…もしそうだとしてもすずめちゃんに伝わらないのでは…#カルテット
— とき (@somewhere_toki) 2017年3月22日
『死と乙女』が「絶望する乙女と、死は安楽だという死神」の歌ならば、真紀さんは義父という枷が無くなった瞬間、自分がいなくなることで安楽をもたらすことができるって思って山本彰子の死を選んだんじゃないかなぁ。死も乙女も真紀さん自身という解釈をあたしはしたい。 #カルテット
— ジュナコ (@su_juna) 2017年3月22日
観客に悪く勘ぐられることを承知で「死と乙女」を選んだ理由、「こぼれちゃった」の意味がわからなくて、聞き間違いかと思ってたくらいだけど、この言葉は、前話ですずめちゃんが「こぼれるものは真実」と言ってたセリフにかかっていたのか。叔父の死は早乙女に永遠の安息をもたらした。#カルテット
— mokyu(もきゅ)@(。ò ∀ ó。) (@mokyu121) 2017年3月22日
このようにさまざまな憶測が飛んでいます。
死(司)と早乙女(乙女)でこれは別府と真紀の事だという憶測も流れていたり、カルテットファンは本当に深いところまで見ているなーと。
本当のところはどういう意味での選曲だったのでしょうか。
おとなは秘密を守る・・
真紀の「こぼれちゃったのかな」という台詞は、前回の話で真紀が自分は早乙女真紀ではないと3人に秘密を打ち明けた時に繋がります。
この時すずめは「人を好きになるって勝手に溢れるものでしょ?溢れたものが嘘な訳ないよ!」と真紀に言うシーンがありました。
このシーンに感動した人も多いはず。
カルテットは”伏線”がすごいと話題のドラマです。それだけに、この控室で真紀が言った「こぼれちゃったのかな」というのは、気持ちが溢れたということ。
『死と乙女』の意味を踏まえると、「死が安息をもたらす」ということで義父を殺して安息を得たということなのか?やっぱり義父を殺したのは真紀さんなのか・・。
「内緒ね」と言う真紀さんの表情がなんとも・・これぞまさしくみぞみぞですね。
最後まで謎を残したカルテット。
エンディングの最後にある「おとなは秘密を守る」という歌詞のように、本当の秘密は抱えたまま・・ということなのでしょうか。
何にせよ、本当に楽しませてもらいました。
カルテット最高のドラマでしたね。
また初めから「みぞみぞ」したくて、DVDBOX予約しちゃいました!!!笑
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「カルテット」最終回…早くも“カルロス”な人が続出! #カルテット https://t.co/vNDUtgC29x pic.twitter.com/ctpiyaZB7J
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2017年3月22日