女優の江波杏子(えなみきょうこ)さんが、10月27日に亡くなっていたことが分かった。死因は肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪だと発表された。22日まで仕事をしていたという江波さん。死因である肺気腫とは、一体どんな病気なのだろうか。
女優・江波杏子
わたしの大好きな女優さんの江波杏子が亡くなってしまったとは…。
ほんとミステリアス美人すぎて好きでした。 pic.twitter.com/A8725oB3NG— さとち (@satochi) 2018年11月2日
生年月日:1942年10月15日
出身地:東京都
血液型:A型
デビュー:1960年
1960年「明日から大人だ」でデビュー。芸名は、母親の芸名と室生犀星の新聞連載小説「杏っ子」に由来して付けられた。
読書が趣味で、新聞を読むのが一番の楽しみだという。寝る前には必ず文字を見なければ寝れないというほどの読書好きとして有名。毎日欠かさず発声練習を行い、ストレッチを30分やっているため、70代になっても体が柔らかいという。
かなりの酒豪でブランデーを一晩で一本空けたことがあり、生前は愛煙家でもあった。
主な出演作品
・女の賭場シリーズ
・津軽じょんがら節
・極道の妻たち 地獄の道づれ
・大奥
・ごくせん THE MOVIE
・相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜
・八つ墓村
・医龍
・連続テレビ小説 カーネーション
・連続テレビ小説 べっぴんさん
肺気腫とは?
江波さんの死因は肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪だと発表された。22日まで仕事をしていたというが、26日に体調不良を訴え都内の病院に緊急入院。回復することなく、27日に亡くなった。
肺気腫とは、本来の肺構造が破壊されて空気がたまってしまい、うまく息を吐けなくなってしまう病気。原因の多くは喫煙と言われており、たばこに含まれる成分によって正常な肺組織が破壊されることで病気は発症する。
肺気腫を発症すると少し歩くだけでも息苦しくなったり、日常生活のちょっとした動作にも支障をきたすようになってしまう。肺組織が破壊されて空気がたまることで、心臓に負担もかかりやすくなり心不全を合併することもある。
現在の医療をもってしても一度壊れた肺組織をもとに戻すことは困難のため、内服薬や吸入薬、酸素吸入などを中心とした治療介入が行われるが、喫煙が病気の発症に関わっているため、禁煙を行うことが必須と言われている。